皆さん、那覇市を含む沖縄県南部にはカラスがいないことをご存じでしょうか。
全くいないと言えば、うそになってしまいますが、ほとんどカラスを見ることは無いのです。
「カラスがゴミを漁っている」、「鳴き声がうるさい」、「子供が襲われそう」、「怖い」等の意見があり、困っている方も多いのではないでしょうか。
私は沖縄に移住して1ヵ月程経過してから気づいたのですが、そういえばカラスを全く見ないなと思いました。
気になって調べてみると、沖縄県には北部の山間部に生息しており、南部にはまだ進出していないのだとか。
本記事では、カラスがいない沖縄の快適な暮らしをお伝えします。
カラス種類と習性
カラスには種類があるというのをご存じでしょうか。
日本では主に5種類のカラスが生息しています。
- ハシブトガラス
- ハシボソガラス
- ミヤマガラス
- ワタリガラス
- コクマルガラス
皆さんが想像する街中でよく見るカラスは主に「ハシブトガラス」と「ハシボソガラス」です。
その他のカラスは特定の地域だけに生息していたり、市街地には生息していないカラスなので見る機会は少ないと思います。
カラスは日が昇る前に行動を開始し、日没近くになると巣に戻ります。
なので、夜のうちにゴミを出すと、朝の通勤時間にはカラスに荒らされているというのがよくあると思います。
また、カラスは視覚が人間の約5倍と非常に優れているため、遠くからでも食べ物を見つけることが出来るのです。
その一方で嗅覚はほとんど機能していないため、ゴミ袋を新聞紙等で隠すとゴミを漁られない可能性があります。
しかし、カラスは人間の6~8歳程度の知能があると言われています。
学習することの出来る知能があるので、人間に対しては厄介な存在となっています。
沖縄南部にはカラスがほとんどいない
冒頭でもお伝えしましたが、沖縄県南部にはほとんどカラスがいません。
私は沖縄県の南部に移住してから1ヵ月が経過しましたが、カラスを見たことがありません。
私が関西に住んでいるときは、カラスが多かったため、ゴミ出しは絶対朝にしていました。
たまに、ゴミ収集車が回収してから出されていたり、夜のうちに出されていることがあり、家の目の前でゴミが散乱しているのを見ると、沸々と怒りを感じていました。(笑)
その意識があるまま沖縄に移住したのですが、沖縄のゴミステーションは簡易的なものが多く、1カ所にまとめて置いているだけというのが多かったのです。
しかし、時間が経ってもカラスは来ず、荒らされることもありません。
そのままゴミ回収車が来るまで綺麗な状態です。
最初はたまたまかと思っていましたが、不思議に思い調べたところ、カラスはほとんどいないとのことでした。
また、大きな声でカラスが鳴くことも無いので、町全体が静かな気がします。
そして、他の鳥の綺麗な鳴き声を聞くことが出来るので、カラスが居ないことの恩恵をすごく感じています。
沖縄県北部のカラス被害は甚大である
沖縄県南部にはカラスがほとんどいないとお伝えしましたが、沖縄県北部ではカラスが普通に生息しています。
沖縄県北部では農作物へのカラスによる被害が甚大であり、対策が急がれています。
また、ゴミを漁ったりするので、市街地にカラスが進出してこないようにする必要があります。
沖縄県北部はほとんどが山間部であります。
カラスは元々山間部で生息している鳥なので、自生している植物や木の実だけを食べてくれることを祈るばかりです。
また、カラスの目撃情報が、沖縄県北部から中部、南部と徐々に南下してきており、南部でもカラス被害が近年増加傾向であります。
カラスが市街地に住みつかないためにもゴミの出し方を市民全員で気をつけたいところです。
さいごに
以上が現在の沖縄県のカラス事情です。
カラスが居ることで、生態系のバランスが保てたり、種子を運ぶ役割等の良い面もあります。
しかし、街にカラスが居ないというのは、人間にとって非常に過ごしやすい環境です。
皆さんも沖縄旅行をした際はカラスを探してみてくださいね。
そして、カラスの鳴き声ではなく、他の綺麗な鳥の鳴き声を聞きながら優雅な旅行をしてください。
なんといっても、南国の雰囲気ににカラスの鳴き声は不要だと個人的に思っています。(笑)
皆さんの沖縄での楽しみの一つとして本記事が役立てばうれしく思います。
コメント
コメント一覧 (2件)
いや、南部にもカラスはいますよ。ただ、私の子供の頃から青年期に掛けてはほぼいませんでしたので筆者殿との感覚の違いだとは思いますが。
コメントありがとうございます。
私自身沖縄南部に移住して3カ月とまだまだ短い期間ですので、南部という大きな括りとして書いてしまった事が誤りだったと思います。
しかし、関西に住んでいたころは、カラスの多さ、鳴き声に嫌気がさしていたので、沖縄県でのカラスの少なさに感動しているところです。
私自身の感覚での記事になりますので大変失礼しました。