ウォーターサーバーを導入したいけど、「電気代が高くなりそう…」と不安に感じていませんか?
便利で安心な水が手軽に使える反面、24時間お湯や冷水をキープしていることから、消費電力が気になるという声もよく聞かれます。
でも実は、機種の選び方や使い方次第で、電気代をぐっと抑えることができるんです。
この記事では、ウォーターサーバーの平均的な消費電力や月々の電気代、さらには節電につながるポイントまで、わかりやすく解説します。
これからウォーターサーバーを検討している方も、すでに使っている方も、ムダな電気代をかけずに快適に使うヒントを見つけてみてくださいね。
ウォーターサーバーの消費電力ってどのくらい?
ウォーターサーバーの消費電力は、機種や使い方によって変わりますが、一般的には次のような目安があります。
家庭用ウォーターサーバーの年間消費電力は、おおよそ500kWh前後といわれています。
これは電気代に換算すると、月に約800円〜1,500円程度。
この差は、主に「温水」と「冷水」の使い方にあります。
温水の保温が電気を使う
ウォーターサーバーは、いつでも熱いお湯が出せるように、内部でお湯を常に保温しています。
この保温状態を維持するために、電力が消費され続けるわけです。
冷水機能も電気を使いますが、温水に比べると消費電力は低めです。
エコモードの有無で差が出る
最近のウォーターサーバーには、「エコモード」や「スリープ機能」が搭載されているものが多く、
夜間や使用していない時間帯は自動で加熱をストップするなど、無駄な電力消費を抑えられる工夫がされています。
つまり、同じウォーターサーバーでも、使い方と機能によって電気代に大きな差が出るというわけです。
電気代が高くなる理由
ウォーターサーバーの電気代が意外と高く感じるのには、いくつかの理由があります。
知らず知らずのうちに、無駄な電力を使ってしまっているかもしれません。
1.温水の保温に常に電力が使われている
ウォーターサーバーの中でもっとも電力を消費しているのは、温水の保温です。
電気ポットと同じように、常に一定の温度を保つために通電され続けている状態なので、電力を多く消費します。
たとえお湯をあまり使っていなくても、保温機能は自動で働いているため、知らずに電気代がかさんでしまうのです。
2.設置環境によって負荷がかかる
ウォーターサーバーの設置場所も、消費電力に影響します。
直射日光が当たる場所や、夏場に室温が高くなりやすい場所に置くと、冷水・温水ともに維持するための電力が増加します。
特に冷却機能は、室温が高いほどフル稼働しやすくなり、結果として電気代が上がる原因に。
3.古い機種は省エネ性能が低い
長年使っているウォーターサーバーは、省エネ機能が搭載されていないこともあります。
最新モデルに比べて消費電力が高く、年間を通して見れば数千円単位で差が出ることも。
「使えるから」とそのままにしておくより、思い切って買い替えることで、結果的に電気代が安くなるケースもあります。
省エネモデルを選ぶポイント
ウォーターサーバーの電気代を少しでも抑えたいなら、最初の機種選びがとても重要です。
ここでは、省エネを意識したウォーターサーバー選びのポイントをご紹介します。
エコモード・スリープ機能があるか
最近のモデルには、使わない時間帯に自動で加熱や冷却を抑える「エコモード」や「スリープ機能」が搭載されているものがあります。
たとえば、夜間や不在時に温水の加熱を止めたり、光センサーで部屋が暗いと自動で節電モードに切り替わるタイプもあります。
こうした機能があるだけで、月々の電気代が数百円単位で下がることも珍しくありません。
冷却方式の違いに注目
冷水を作る方法にも種類があり、主に以下の2つがあります。
- コンプレッサー式:冷蔵庫と同じ仕組みでしっかり冷える。省エネ性能が高い
- 電子冷却式:小型で静かだが、冷却力が弱く電力効率がやや劣ることも
省エネ性を重視するなら、コンプレッサー式のウォーターサーバーがおすすめです。
新しいモデルほど省エネ性能が高い
最新のウォーターサーバーは、エネルギー効率が大幅に改良されています。
中には、従来の半分ほどの電力で動作するモデルも登場しています。
「初期費用が高いから…」と古い機種を使い続けるよりも、長期的に見れば新型の方が電気代が安く済むケースもあります。
節電のためにできること
ウォーターサーバーの消費電力を抑えるためには、ちょっとした使い方の工夫が効果的です。
以下のポイントを意識するだけで、毎月の電気代をグッと抑えることができます。
使用しない時間帯はスイッチOFFまたはエコモードに
日中は仕事で家にいない、夜は寝ている時間が長いという方は、その時間だけ電源を切るかエコモードを活用するのが効果的です。
特に温水機能は電気の消費が大きいため、使用頻度が少ないなら一時的にオフにするのもひとつの方法です。
設置場所を見直す
ウォーターサーバーを直射日光の当たる場所や熱がこもりやすい場所に置くと、冷却効率が下がり、電気代が高くなります。
理想的なのは、風通しの良い日陰の場所。
冷蔵庫や電子レンジなど、熱を発する家電の近くも避けるようにしましょう。
掃除を怠らない
実はホコリや汚れも電力効率に影響します。
背面の吸気口やフィルターにホコリがたまると、冷却・加熱効率が悪くなり、余計な電力を使う原因に。
月に1度は乾いた布や掃除機で軽くお掃除するのが理想です。
消費電力とコストを抑えたい人におすすめのタイプ
「できるだけ電気代を抑えながら、ウォーターサーバーを使いたい」
そんな方にぴったりの、省エネ&コスパ重視のサーバータイプをご紹介します。
浄水型ウォーターサーバー
宅配型に比べて浄水型ウォーターサーバーは消費電力が低めな傾向があります。
水を自宅の水道から補充し、必要なときだけ加熱・冷却する仕組みのため、電力のロスが少ないのが特徴です。
さらに宅配型のようにボトル交換の手間や配送スケジュールも不要で、ランニングコストも抑えやすいというメリットもあります。
卓上型・小型モデル
コンパクトな卓上型のウォーターサーバーは、冷却・加熱容量が少ないぶん、電力消費も控えめです。
ひとり暮らしや使う頻度が少ない家庭には、ちょうどいい選択肢となります。
設置場所にも困らず、省スペース&省エネの両方を叶えたい方におすすめです。
常温水タイプ
温水・冷水機能が不要な場合は、加熱・冷却を行わない常温水タイプのウォーターサーバーを検討するのもアリです。
電気を使わないため、消費電力はゼロ。
シンプルに「飲み水だけをきれいにしたい」「最低限の設備でいい」という方には最も経済的な選択です。
まとめ:上手に使えばウォーターサーバーは節電できる!
ウォーターサーバーは、確かに電力を使う家電ではありますが、使い方次第でその負担を大きく減らすことができます。
- エコモードやスリープ機能のある省エネモデルを選ぶ
- 温水機能を使わない時間帯はスイッチを切る
- 直射日光や高温になる場所を避けて設置する
- 定期的に掃除して効率を保つ
こうした小さな工夫の積み重ねが、月々の電気代にしっかりと反映されます。
「便利さ」と「節約」の両立は難しくない時代。
毎日安心して美味しい水が飲める環境を、無理なく維持していきましょう。
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